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USCレポート vol.3
コーチオフィス入り口
『コーチの1日』
今回はこちらのコーチが1週間およそどのような生活を 送っているかを紹介します。
週のスケジュールとしては、週末にフルスタイル、フル コンタクトのスクリメージがあり、平日はほぼ一日置きに ハーフスタイルでの練習があります。グラウンド練習日の 翌朝8時から、前日のキッキング、オフェンス、ディフェンス のビデオミーティングをコーチングスタッフ全員で行います。 コーチは全員必ず一言意見を求められ、意見交換をしな がらコーチングポイント等を共有します。その後リクルー ティングのミーティングに入り、10時か11時ごろにひと段落 つきます。
グラウンド練習の翌日は基本的に練習がないので、各コ ーチはその後自室へ戻り、大量に送られてくるリクルーティ ングビデオやDVDに目を通したり、メールや書類の処理と いったオフィスワークをこなします。そうしていると、そこへ 選手が一人、また一人とコーチの部屋を訪れて来ます。す るとコーチはその都度手を止め、選手と一緒に前日のビデ オを観ながら一人一人にアドバイスしていきます。私たちの 感覚だと、時間を決めて全員が集まり皆でビデオを観ると いったやり方が普通だと思います。しかし、選手は授業が あり、そのカリキュラムもバラバラなので、授業の合間にコ ーチを訪れアドバイスを受けるわけです。ですからコーチも 同じビデオを何回も観て、同じ説明を何回もすることになり ます。コーチの立場としては非効率的なのですが、選手は 時間を有効に使えるのかもしれません。(毎日のように訪ね てくる選手もいれば、ほとんど来ない選手もいて、この辺も 驚きです。) ある選手は朝の6時30分からウエイトトレーニ ングをして、その後授業、その授業の合間にコーチの部屋へ 来ていました。練習の無い日はこのようにして一日が過ぎ、 気がつくとあっという間に夕方になっています。ですから、 コーチも朝から晩まで忙しく非常にハードです。
翌日はグラウンド練習のある日ですが、朝8時からHCを交 えた前回のレビューと今日のポイントとテンポ良く進められ、 全体での確認が終わったら、オフェンス、ディフェンスに分か れてさらに細かい各々の確認ミーティングに入り、11時前ま でには一通りミーティングを終えて午後からの練習に向けて 資料の準備など具体的な作業へと入ります。その間も選手は 授業の合間にコーチの部屋へ訪ねて来ます。
2:15pmからポジションごと、そして全体でのミーティングへと 移ります。前回の練習のハイライトをビデオで流し、良かった プレイは全員で褒め、悪かったプレイも全員の前で指摘されます。 その後HC、各コーディネータから練習のポイント説明があり、 再び練習開始ぎりぎりまでポジションミーティングを行いグラウンド へ出ます。
練習は3:45pmごろまでにグランドへ出て来て、Team Stretch から最後のHuddleまで約2時間。とてもテンポ良く進められます。 練習の内容についておって報告しますが、練習が終わると 報道陣からインタビューやファンからのサイン攻めにあい、選手 もコーチもなかなかグラウンドから去れません。疲れているとは 思いますが、ファンも非常に大切にしているので、皆嫌な顔一つ せず、最後まで丁寧に対応している姿には本当に感心します。 シャワーを浴びオフィスへ戻ると既に7時すぎですが、そこで終 わりではありません。手際よく今日の練習が編集されオンライン でアップされているので、一息つきながらもそのビデオを一通り チェックし、やっと帰宅となるのです。
このような日常が1週間続き、最後にスクリメージで締めくくると いうのが、私が合流してから2週間の流れでした。コーチは思って いた通り働き者で、次から次へと当り前のように仕事をこなしていく 手際の良さには見習うべきところが多々あります。ひとつ残念なの は、なかなかこちらから質問する時間がないことです。それでも 選手にプレイを解説しているのを横で聞いているだけでも学ぶこと がとても多く、また、オンラインの練習ビデオや、昨年の試合ごとの ゲームプランブックなども自由に観させてもらっているのでコーチの 部屋は自分にとって宝箱のようで非常に充実しています。
次回はHCのユニークなところを紹介したいと思いますので、楽し みにしてください。
助監督 濱部 昇
ハイスクールコーチ陣、ビッグベアーズ短期視察メンバー達と。
(中央はPatコーチ)
USCトロージャンズ ウェブサイト
ブログ「USC Rips It」
※練習風景などが動画で見られます
バックナンバー
(2008年5月8日)
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グラウンド練習の翌日は基本的に練習がないので、各コ ーチはその後自室へ戻り、大量に送られてくるリクルーティ ングビデオやDVDに目を通したり、メールや書類の処理と いったオフィスワークをこなします。そうしていると、そこへ 選手が一人、また一人とコーチの部屋を訪れて来ます。す るとコーチはその都度手を止め、選手と一緒に前日のビデ オを観ながら一人一人にアドバイスしていきます。私たちの 感覚だと、時間を決めて全員が集まり皆でビデオを観ると いったやり方が普通だと思います。しかし、選手は授業が あり、そのカリキュラムもバラバラなので、授業の合間にコ ーチを訪れアドバイスを受けるわけです。ですからコーチも 同じビデオを何回も観て、同じ説明を何回もすることになり ます。コーチの立場としては非効率的なのですが、選手は 時間を有効に使えるのかもしれません。(毎日のように訪ね てくる選手もいれば、ほとんど来ない選手もいて、この辺も 驚きです。) ある選手は朝の6時30分からウエイトトレーニ ングをして、その後授業、その授業の合間にコーチの部屋へ 来ていました。練習の無い日はこのようにして一日が過ぎ、 気がつくとあっという間に夕方になっています。ですから、 コーチも朝から晩まで忙しく非常にハードです。
翌日はグラウンド練習のある日ですが、朝8時からHCを交 えた前回のレビューと今日のポイントとテンポ良く進められ、 全体での確認が終わったら、オフェンス、ディフェンスに分か れてさらに細かい各々の確認ミーティングに入り、11時前ま でには一通りミーティングを終えて午後からの練習に向けて 資料の準備など具体的な作業へと入ります。その間も選手は 授業の合間にコーチの部屋へ訪ねて来ます。
2:15pmからポジションごと、そして全体でのミーティングへと 移ります。前回の練習のハイライトをビデオで流し、良かった プレイは全員で褒め、悪かったプレイも全員の前で指摘されます。 その後HC、各コーディネータから練習のポイント説明があり、 再び練習開始ぎりぎりまでポジションミーティングを行いグラウンド へ出ます。
練習は3:45pmごろまでにグランドへ出て来て、Team Stretch から最後のHuddleまで約2時間。とてもテンポ良く進められます。 練習の内容についておって報告しますが、練習が終わると 報道陣からインタビューやファンからのサイン攻めにあい、選手 もコーチもなかなかグラウンドから去れません。疲れているとは 思いますが、ファンも非常に大切にしているので、皆嫌な顔一つ せず、最後まで丁寧に対応している姿には本当に感心します。 シャワーを浴びオフィスへ戻ると既に7時すぎですが、そこで終 わりではありません。手際よく今日の練習が編集されオンライン でアップされているので、一息つきながらもそのビデオを一通り チェックし、やっと帰宅となるのです。
このような日常が1週間続き、最後にスクリメージで締めくくると いうのが、私が合流してから2週間の流れでした。コーチは思って いた通り働き者で、次から次へと当り前のように仕事をこなしていく 手際の良さには見習うべきところが多々あります。ひとつ残念なの は、なかなかこちらから質問する時間がないことです。それでも 選手にプレイを解説しているのを横で聞いているだけでも学ぶこと がとても多く、また、オンラインの練習ビデオや、昨年の試合ごとの ゲームプランブックなども自由に観させてもらっているのでコーチの 部屋は自分にとって宝箱のようで非常に充実しています。
次回はHCのユニークなところを紹介したいと思いますので、楽し みにしてください。
助監督 濱部 昇