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USCレポート vol.2

TOP > トピックス >  2008年度  >  USCレポート vol.2
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   19日はキャンパスに隣接してあるコロシアムでスクリメージが行われました。その名も「Trojans Huddle」。スクリメージといっても毎年春季練習の最終日に行われる大イ ベントで、USCの学生と12歳以下の子供は無料ですが、一般の観客は10ドルの入場料を払います。今年は22,000人もの観客がおとずれましたが、それでもコロシアムとしてはメインスタンドが少し埋まる程度。何から何まで規格外です。他大学はスプリングゲームと称して他校と試合を組んでいるところもありますが、USCではチームをWhiteとCardinalに分けて紅白戦を行います。
 この試合における準備は全て秋季シーズンと同じように行われ、ミーティングを済ませた後、キャンパス内からバス3台に分乗してコロシアムに乗り込みます。バスを降り、ホームのロッカールームに入ると、そこは何とも形容しがたい伝統と格式を感じるスペースで思わず鳥肌が立ちました。選手はすでに各々がゲームへ向けての準備に入り、音楽を聴きながら集中する者や、ストレッチをする者、中には緊張のせいからかもどしている者も。  選手はスペシャリストから分刻みでグランドへ出ていきます。私はOLと共に最後にグランドへ出たのですが、OLはロッカールームを出る直前にシャワールームでハドルを組み、そこでOLコーチのPatが選手に気合を入れいざグランドへ。エントランスに入ると選手は“ウォータイム”、“ウォータイム”とウォークライを口にしながら自らを鼓舞しグランドへ向かいます。アップ終了後、一度ロッカールームへ戻り、再びハドルを組み、その中へ最後にHCが入り、選手を鼓舞しグランドへ出ていきます。その雰囲気たるや、プレシーズンの紅白戦とは思えない緊張と迫力を感じました。
 国家斉唱、そしてキックオフ。ゲームは攻守の一軍同士と二軍同士が交互に展開し、合間にキッキングゲームを織り交ぜるというもの。攻守共に練習の成果を存分に発揮し、見ごたえのあるゲームが展開され4Qのタイムアップ時は27−27の同点で終了。多くのファンが席を立ちスタジアムを後にしかけると、ここがピートHCのユニークなところ。急遽“オーバータイム”を宣言し、スタンドは大喜び。延長戦に入り2度のオーバータイムの末、最後はWhiteチームが3番手QBのTDパスで39−36と逆転、劇的な勝利を収めました。
 細かいミスはありましたがHCには十分満足のいく結果だったようで、特に前記した3番手QBはパス成功率81.3%と結果を残し評価をかなり上げたようです。残念なことはチームのエースRBが学業成績不良のため春季練習日程の途中から練習参加を止められ、グランドにも顔を出せなくなったことです。しかし、そのエースRBを欠いても十分爆発力のあるオフェンスを展開し、いつも非常に厳しいオフェンスコーディネーターもやはりこの日は満足した様子でした。
 スクリメージが終了すると、いつもの練習後のようにグランドでインタビューやサインに記念写真。名残を惜しみながら選手たちは三々五々ロッカールームへ引き上げ、コーチはコロシアムの電光掲示板の前に設置されたBBQスペースで食事を取り、帰りは春の日差しを楽しみながらゆっくり歩いてオフィスまで帰ってきます。オフィスへ帰ると各々シャワーを浴びリフレッシュした後、次の集合が日曜日を含み月曜の午後という事もあり、皆リラックスムードで一仕事終えた安堵感のような雰囲気が漂っていました。しかし、私の師匠のパットコーチは部屋へ戻ってくるなり、早速今日のビデオを見出し、一通り全てのプレイをチェックしてからの帰宅となりました。

 チームに合流してあっという間の2週間が過ぎました。毎日多くの刺激を受け少々オーバーワーク気味でありますが、非常に充実した毎日が過ごせています。
 次週からはコーチはリクルーティングに入り、グランドでの練習は8月までありませんが、次回は練習への準備やこの2週間に起きた出来事などをトピックに報告する予定です。
                             助監督  濱部 昇

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    (2008年4月25日)

     


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